皆さんは「ペット保険」に加入していますか?
動物を飼うときに実は人と同様にペットにも保険を加入しておいたほうが良いと言われています。
先日、日本経済新聞にてこのような記事が取り上げられていました。
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO29458070W8A410C1000000
ペット保険の重要視は高まる一方、そもそもペット保険がなになのかを知らない人が多いのが現状です。
では、なぜペット保険が必要なのでしょうか。
理由や条件なども気になりますよね。
そこで今回は「ペット保険とは?加入条件や必要な理由は?」についてご紹介させていただきます。
そもそもペット保険とはどのようなものなのでしょうか。
初めて動物を飼ったとき、動物にもよりますが避妊手術やワクチンなどを考えることがあると思います。
そのようなときと同時期に検討しておいた方が良いことが動物の「保険について」です。
実は、動物にも人と同様にペット保険と呼ばれる保険があります。
ペット保険とは、自分の大切なペットが病気やケガによって治療や手術などを受けた場合に補償をしてくれる保険のことです。
額などは保険会社によって異なりますが
・一定額
・限度額
これらの範囲で補償をしてくれます。
ペット保険はそもそも「スウェーデン」が発祥となっています。
1890年に、Claes Virgin氏が初めてペット保険と呼ばれるものを作りました。
しかし、当時のペット保険は犬や猫ではなく馬などの家畜動物が対象となっていました。
そして、1924年に犬を対象としたペット保険が誕生しました。
今の人と同じように、犬の治療費などの費用に驚いていたんでしょうね(^-^;
同じように治療費な高い感じていた人がたくさんいたことにより、加入率はグッと伸びたと言われています。
スウェーデンは発祥ともなっている歴史のある国で2011年地点では約50%もの保険加入があり、トップクラスとなっています。
また、スウェーデンでは「ペットは家族の一員」という考え方も強いです。
ですのでペットを飼うときに同時にペット保険に入るようです。
そして、遅れて1995年に日本にペット保険が誕生しました。
しかし日本では、まだ加入率が低くなっています。
きっと読者の方でペットを飼っている方も入っていない方のほうが多いと思います。
では、なぜ日本は加入率が低いのでしょうか。
その理由としては
・医療費が高いことを知らない
病院で検査を受けただけでも治療費に数万円という費用がかかってしまうことが当たり前なのに「動物だからそこまで高額ではないだろう」という勘違いによってペット保険に入らないことが多い
・ペット保険の認知が低い
ペット保険の大切さや、飼ったあとの病気のことを予測していないことが多く加入率が低い
・保険料が高いというイメージが強い
ペットの保険料が高いというマイナスイメージにより加入を躊躇してしまうなどの理由によって日本のペット保険の加入率は低めになっています。
現在では15社のペット保険会社があります。
ペットを飼育している人のおおのそ80%はペット保険が必要だと感じているものの上記のような理由によって現状の加入率は5~7%にとどまっています。
■なぜペット保険が必要なの?
では、なぜペット保険は必要なのでしょうか。
医療費が高額だからと知っていても「保険料」が高いことをネックに加入をしない飼い主もいます。
しかし、ペット保険には必ず入っておく方が良いと言われています。
では、その理由はなぜなのでしょうか。
ここでは、ペット保険が必要な理由についてご紹介させていただきます。
まず一番は先程にも記載しましたが「医療費が高額だから」です。
動物であっても検査だけで数万円は当たり前のことです。
一度で済めば良いのですがもしものことがあれば
・入院の平均治療費は1日12000円
・通院の平均治療費は1日8000円
・手術の平均治療費は1日10000円
などとなっています。
やはり、かなり高額になってしまいます。
それらを踏まえてペット保険がすすめられるのです。
また、犬や猫には人のような健康保険はありません。
人の場合、健康保険に入っていれば診療費や薬代は全て3割負担で済みますよね。
しかし、動物は「100%自己負担」になってしまいます。
ですから、治療が長引いてしまったり入院になってしまったときには「数十万円」かかるようになってくるのでペット保険に加入することがおすすめされているのです。
ペット保険は動物を飼ったときには入っておくべきだと言われていますよね。
しかし、実際問題デメリットもあると言われています。
そこでここでは、ペット保険のメリットとデメリットをご紹介させていただきます。
○ペット保険のメリット
・高額な治療費に備えられる
ペット保険に入っていれば万が一のときに高額の治療費がかかってしまってもある程度のカバーをすることができます。
・早期発見につながる
ペット保険に入っていればペットの小さな変化などがあったときにでも「とりあえず病院に行ってみよう」と躊躇することなく病院へいくことができます。
○ペット保険のデメリット
・周りに相談しにくい
ペット保険は必要だと感じている人は多いものの加入率は低めになっています。
そのため周りにペット保険のことで話をしたり聞きたいことがあっても、周りに相談できないことが多いです。
・保険料が高い
毎月の保険料は高いです。
ペット保険は掛け捨てになっているのでもしケガや病気をしなかったからといって掛け金が戻ってくる訳ではありません。
そのためケガや病気をしなければ「無駄になった」と感じてしまうこともあるかもしれません。
■ペット保険はどんなときに必要?対象は?
ペット保険はどんなときに必要なのでしょうか。
ペット保険は動物が病院を受診したときに必要になります。
・治療
・手術
・入院
などによって額も様々です。
保険が適用される対象としては小さな治療から大きな手術まで様々ですが保険会社によって異なります。
よく動物がなってしまう病気で高額な手術費用になるものしては
・腫瘍
腫瘍はお年寄りの犬や猫によくみられるものです。
診療費はおおよそ20万円ほどかかります。
・尿結石
猫によくみられます。
私の猫もこれになったことがあります。
診療費はおおよそ25万円ほどかかります。
・誤飲
食欲旺盛な犬や猫によくみられます。
診療費はおおよそ15万円ほどかかります。
・歯周病
年齢を問わず、犬や猫に多く見られます。
診療費はおおよそ15万円ほどかかります。
・脱臼
小型犬によくみられます。
診療費はおおよそ30万円ほどかかります。
などがあげられます。
保険会社により異なりますが上記のようなものは対象になる会社がほとんどです。
猫や犬がなりやすい病気やケガな対象になっていると万が一のときに治療費をカバーできるので助かりますね。
やはりこれらのようなことを踏まえるとペット保険には加入しておくべきと言えるでしょう。
■加入条件は?どんな動物に
ペット保険の加入条件や対象になる動物が気になりますよね。
実はペット保険は
・犬
・猫
だけでなく「うさぎ」「鳥」などが対象になる保険会社もいくつかあります。
保険会社によって異なりますので注意が必要です。
また、ペット保険は誰でもが入れるわけではなく加入できるペットの種類や年齢が決まっていることがほとんどです。
年齢としてはおおよそ8~10歳が上限年齢とされています。
そして病歴あると加入できなかったり、加入審査で健康診断があるところも存在します。
役に立つリンク:
■まとめ
今回はペット保険についてご紹介させていただきました。
ペット保険は、日本では認知度も低いことや毎月の保険料が高いことから加入しようか悩んでしまうこともあると思います。
しかし、
・家族の一員のための保険
・万が一のときに備えることができる
・現在は加入率が5~8%ですが上昇傾向にある
ということなどを踏まえるとペットを飼うときには加入しておいた方が良いですね。
ペット保険によって加入条件や保険対象も異なります。
また一定の年齢であれば、割引などが受けれる得点サービスなどが受けれる場合もありますので各会社を細かくチェックしてみてくださいね。